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母の日と父の日の起源とその意義について

5月の第2日曜日は、母親への感謝を表現する日として知られる「母の日」です。

 

皆さんは今年、お母さんにどのようなプレゼントをお考えですか?

 

私は以前は洋服などを贈っていましたが、今年は伝統的なカーネーションを選んでみることにしました。

 

しかし、なぜ母の日にカーネーションが選ばれるのでしょうか?

 

この習慣には特別な意味があると思います。

 

そこで、カーネーションが母の日のシンボルとされる背景、母の日の起源、そして「父の日の由来」についても調べてみました。

 

興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

母の日の起源とカーネーションの意味

母の日が始まった経緯は?

「母の日」の創始者、アンナ・ジャービスアメリカ人女性で、1905年に愛する母を亡くしたことからこの日を考案しました。

 

母親への深い愛情を胸に、母親たちへの感謝を示す特別な日を提案し、これが「母の日」の始まりとなりました。

 

アンナの提案は多くの支持を集め、1909年には彼女の母の命日である5月の第2日曜日にウエスバージニア州の教会で最初の「母の日」礼拝が実施されました。

 

この日が「母の日」として定着し、やがて全米に広まりました。

 

1911年には多くの州で公式に認められ、1914年にはウッドロウ・ウィルソン大統領のもと、5月の第2日曜日が正式に「母の日」として国民の祝日に指定されました。

 

なぜ「母の日」が日曜日に祝われるのかというと、元々教会の礼拝が日曜日に行われていたからです。

 

そのため、母の日も自然と日曜日に祝われるようになったのです。

 

 

母の日にカーネーションを贈る理由

母の日にカーネーションが贈られる風習は、1909年にアンナ・ジャービスがウエスバージニア州の教会で母の日の記念礼拝を行った際に始まりました。

 

このとき、アンナは亡くなった母が愛していた白いカーネーションを祭壇に飾りました。

 

この行動が起点となり、母を亡くした人々は白いカーネーションを、母がまだ生きている人々は赤いカーネーションを胸に付けるようになり、これが母の日にカーネーションを贈る習慣へと発展しました。

 

また、キリスト教ではカーネーション聖母マリアの涙から生まれた花とされ、母親の深い愛を象徴すると考えられています。

 

この象徴的な意味が、カーネーションを贈る慣習の広まりに寄与していると言えます。

 

 

母の日の起源とその展開について

1913年、青山学院で行われた礼拝が、日本における「母の日」の最初の記念とされています。

 

この時、アンナ・ジャービスの考えに触れ、感動した青山学院の女性宣教師たちは、日本でも母の日の意義を広める活動をスタートさせました。

 

1931年、大日本連合婦人会が設立されると、当時の皇后の誕生日であった3月6日が母の日として設けられ、国内での母の日の祝賀が形式化し始めました。

 

この時期、皇后は母親としての理想像と見なされていました。

 

1937年には、森永製菓が「森永母の日大会」を開催し、母の日はさらに全国的な認知を得るようになりました。

 

その後、1949年頃にアメリカの例にならって5月の第2日曜日を母の日とする制定が行われ、以降、この日が母親を称える日として定着しています。

 

 

父の日の歴史とバラの意味

父の日の歴史とは?

「父の日」はアメリカのソナラ・ドッドによって創始されました。

 

彼女の父は、妻を亡くした後に一人で6人の子どもを育て上げた立派な人物でした。

 

母の日の存在を知り、父親への感謝の気持ちを形式化する日が必要だと感じたソナラは、父の日を提案しました。

 

1909年には自分の教会で父の誕生月である6月に父の日の礼拝を初めて行い、その習慣が広まりました。

 

1916年にはウッドロー・ウィルソン大統領がこの日の祝賀で演説を行い、全米に知れ渡りました。

 

1966年にリンドン・ジョンソン大統領が6月の第3日曜日を父の日と定め、1972年に正式な祝日と認定されました。

 

父の日にバラを贈る理由は?

この習慣は、ソナラが父の墓前にバラを捧げたことから始まりました。

 

礼拝時に父が健在なら赤いバラ、亡くなっていれば白いバラを胸に付ける習慣が、やがてバラを贈る風習に変わりました。

 

日本では特に「黄色いバラ」を贈ることが一般的です。

 

これは1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が推進する「父の日黄色いリボンキャンペーン」の影響です。

 

父の日は母の日ほど広く知られていないかもしれませんが、精一杯働く父親たちへの感謝の意を表する機会として、今後もっと認知されることを期待しています。

 

 

まとめ

母の日は、アメリカのアンナ・ジャービスが母親への感謝を表す日を創設しようと提案したことから始まりました。

 

日頃からお母さんへ感謝の気持ちを伝えるのが難しい方は、母の日にカーネーションを贈ることで、その感謝を表現してみてはどうでしょうか?

 

お母さんもきっと喜ばれることでしょう。

 

そして、父の日にも同じようにお父さんに感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。