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保育園でなぜ母の日の行事が行われなくなったのか?

みなさんは子どもの頃、保育園で母の日にお母さんの似顔絵を描いた経験はありますか?

 

私は絵が苦手で、母の似顔絵もなかなか上手く描けず、その作品を母に渡すのがいつも心苦しかったです。

 

それでも、母はいつも喜んでその絵を受け取り、私の拙い似顔絵を冷蔵庫に飾ってくれました。

 

母が思いのほか喜んでくれたことが、私にはとても嬉しかったのを覚えています。

 

しかし、近年、保育園や学校で母の日の行事が減少しているようです。

 

この変化にはどのような理由があるのでしょうか?

 

今回は、保育園で母の日の行事が行われなくなった背景について調査してみました。

 

 

 

 

保育園や学校の行事、家庭の多様性を考慮した変化

保育園、幼稚園、小学校での行事が変わりつつあります。

 

母の日、父の日、敬老の日といった伝統的な行事が少なくなっているのは、家庭環境の多様化に配慮しているためです。

 

現代社会の変化、例えば離婚率の増加やシングル家庭の増加、養護施設で育つ子どもたちへの配慮が背景にあります。

 

これにより、特定の日にこだわらず、すべての子どもが心地よく参加できるよう工夫されています。

 

敬老の日の取り扱いも見直され、すでに亡くなった祖父母を持つ子どもたちを配慮しています。

 

学校側の対応も変わり、「お母さんに見せてね」から「おうちの人に見せてね」という表現に変更されています。

 

また、運動会では親が来られない子どもが一人で食べなければならない状況を避けるため、教室でみんなで食べる形式を取り入れている学校も増えています。

 

授業参観についても、家族の誰が来ても、またどの時間に来ても大丈夫なように柔軟な設定を採用する学校が増えています。

 

 

保育園で始まる「家族の日」と「みんなの日」:新たな家庭行事の形

多くの保育園や幼稚園では、従来の「母の日」、「父の日」、および「敬老の日」に代わる新しい行事として、「家族の日」や「みんなの日」が導入されています。

 

これらの行事は、特定の家族構成に限定されず、全ての子供たちが「大切な人にプレゼントを作る」という活動に参加しやすいよう設計されています。

 

このような変更は、現代の家庭事情の多様性に対応するための試みであり、子どもたちにとって取り組みやすい方法とされています。

 

しかし、「母の日」や「父の日」の廃止には賛否両論あり、特にシングルペアレント家庭の視点からはこれらの日の復活を求める声もあります。

 

このため、保育園や幼稚園にとっては難しい判断を迫られることがあります。

 

 

 

まとめ:保育園と幼稚園で見られる母の日・父の日行事の減少理由

保育園や幼稚園で母の日や父の日の行事が減少している背景には、シングルペアレント家庭や養護施設で育つ子どもたちへの配慮が影響しています。

 

現代社会では家庭環境が多様化し、それに伴い、こうした行事へのアプローチも変化しています。

 

今後もこの傾向は続く可能性が高いと考えられます。