風にのって

いろんなおはなし

本ページはプロモーションが含まれています

喪中はがきへの一言添え方ガイド|マナーと文例25選

年末年始のご挨拶として年賀状を用意する時期がやってきましたが、11月1日から年賀状が販売され始める中、喪中であることを伝えるはがきを出すべきか迷っている方も少なくないでしょう。

 

喪中はがきにさりげなく一言を添えることは、本当に失礼にあたるのでしょうか?

 

本記事では、喪中のお知らせに追加するコメントをどのように書けばよいのか、注意すべきマナーやポイントを丁寧にご紹介します。

 

新年を控え、直接的な新年の挨拶を避けなければならない場合に、どのように簡潔かつ適切にメッセージを伝えることができるのかを、マナーを踏まえつつ、分かりやすく解説し、実用的な文例も併せて提供します。

 

 

 

 

喪中はがきへの個別メッセージ、良いか悪いか?

秋深くなると共に、故人を偲び喪中であることを伝える時期が訪れます。

 

慣習として、喪中はがきは一定のフォーマットで印刷された文言を用いるのが一般的ですが、

 

「ただの定型文だけでは心のこもったメッセージが伝わらない」
「最近の出来事を伝えたいという気持ちになる」


という想いから、なにかを追加したくなる気持ちも理解できます。定型の文だけでは伝えきれない心情があることでしょう。

 

「既定の文に自分の言葉を足して、もう少し個人的なタッチを加えたい」と考える人もいます。

 

通常、喪中はがきに別途文を加えることは必須ではありませんが、それが不適切な行為とは限りませんし、内容を適切に選べば問題ない場合もあります。

 

手書きで少しの言葉を添える行為自体、礼儀を逸脱しない範囲内であれば受け入れられることが多いです。

 

喪中はがきは本来、「新年の挨拶を控えさせていただきます」という趣旨で使われるため、不適切なメッセージは故人への敬意を欠く可能性があり、受け手に不快感を与えることも考えられます。

 

一方で、多くの喪中はがきが簡潔であるため、
「もっと個人的なメッセージを手書きで添えたくなる」気持ちも自然です。

 

実際に、個人的に喪中はがきに短いメッセージを加えたことがあり、また受け取った喪中はがきにも手書きの言葉が添えられていることが稀ではありません。

 

喪中はがきに個人的な言葉を添えるか否かは、送る人と受ける人の間の関係や、受け手の感情に配慮して決めるべきです。

 

 

喪中はがきへのメッセージ追記のマナー

喪中はがきにさりげないコメントを加える際には、細心の注意を払う必要があります。

 

このようなはがきは、喪に服する中で新しい年を迎える旨を伝えるために用いられます。

 

そのため、通常のやり取りとは異なり、喪の状況を共有し、悲しみに寄り添う場としての役割を果たします。

 

葬儀に参加してくれた人への感謝を示すような、直接的に弔事に関連する内容ならば、追加でメッセージを入れることは妥当とされます。

 

一方で、日頃のやり取りで交わされるような健康への気遣いや、新しい住所への変更通知、再会への期待感を述べることは適さないとされています。

 

喜ばしい出来事の共有も同様に、この時期には控えめにしておくべきです。

 

結婚や出産のお知らせ、食事の誘いなど、前向きなニュースや喜びの共有は、喪中はがきの本来の目的とは異なるため不適切です。

 

このはがきは、故人を思いながら静かに新年を迎える意向を込めて送るもので、不要な情報を加えるべきではありません。

 

もし追加で何かを書く場合は、その内容が適切かどうかを慎重に考えることが求められます。

 

いつも故人への尊重と、受け取る人に対する配慮を最優先にしましょう。

 

 

年越しについての近況報告はどうすればいい?

年に一度の新年の挨拶を通してしか連絡をとらない人たちに、ただ喪中であることを伝えるだけのハガキを送ることで、来年にかけての互いの近況を知る機会がなくなるかもしれません。

 

もし自分の最近のことや、亡くなった方にまつわる話を伝えたい場合は、新年が終わり松の内の期間が終了したあとに、寒中見舞いを送るのが良いでしょう。

 

(※ 松の内は地方によって異なり、関西地方では1月15日まで、他の地方では大体1月7日までとされています。)

 

寒中見舞いは、寒い季節に温かな挨拶を交わすためのもので、特に親しい人や長い付き合いのある人に送るのに適しています。

 

喪中の期間中でも、このような挨拶を出すことはでき、喪中ハガキを送った後でも寒中見舞いを送ることは全く問題ありませんので、心配しなくて大丈夫です。

 

 

喪中ハガキに付け加えるべき簡単なメモの作法

喪中ハガキに短いメッセージを添えたい時には、幾つかのマナーを覚えておく必要があります。

 

手書きのメッセージを加える際には、文字の美しさよりも、真心をこめて丁寧に書くことが求められます。

 

書くときは、ハガキの慣習に従い、普通は縦書きで記すのが普通です。

 

喪中ハガキは、故人を追悼し、その遺志を敬うためのものなので、たとえ親しい人へのものであっても軽い口調は避けるべきです。

 

文章はシンプルにし、飾りのない直接的な言葉を選ぶべきです。

 

また、句読点を省くことは、ハガキの公式な性質を重んじるための一つの方法とされています。

 

 

喪中はがきで添えるべきメッセージのガイドライン

喪中はがきに記載する追加メッセージは、故人に対する思い出や哀悼の気持ちに関するものが適切です。

 

ここでは、さまざまな文脈に応じたメッセージの例をいくつか紹介します。

 

これらを参照し、ご自身の状況に合わせて活用してください。

 

感謝を示すメッセージの例

「法事にお越しいただき、誠にありがとうございました」
「葬式でのご支援、心から感謝しています」
「皆様からのご支援に、深く感謝の意を表します」
「お心遣いに、心からの感謝を申し上げます」
「長年にわたるご恩に、心より感謝しています」
「常に支えていただき、本当に感謝しています」
「職場でのご支援、感謝しております」
「生前のお世話になったこと、深く感謝しています」

 

健康を気遣うメッセージの例

「季節の変わり目、ご自愛ください」
「これからの季節も、健康に注意してください」
「冬の厳しい寒さに負けず、健やかに」
「これからもご自身の健康を第一に」
「寒い日が続きますが、健康には十分気をつけて」
「厳しい寒さの季節、皆様の健康をお祈りしています」
「寒さが厳しくなってきました、お体には気をつけて」
「冬の寒さ対策をしっかりと、暖かく過ごしてください」

 

新年への祈りや願いを込めたメッセージの例

「新しい年が皆様にとって幸福なものになりますように」
「来る年が、皆様にとって素敵な年になりますように」
「皆様の家庭が幸せで満ち溢れますように」
「新年が、希望と喜びで溢れるものになりますように」
「皆様が健康で幸せな新年を迎えられますように」

 

年賀状についてのメッセージの例

新年を迎えるご挨拶を楽しみにしております。これからも変わらぬお付き合いをどうぞ。


年賀状をいただけることが、いつも励みになっています。遠慮なく送っていただけると幸いです。

 

まとめ

一般的に、喪中を知らせるはがきは、追加のメッセージを書き入れずに送付することが推奨されています。

 

その理由は、喪中であることを告げ、新年の挨拶を省略するためです。

 

しかし、故人への敬意や感謝の思いを簡単に記したいと考える場合、そのようなメッセージは適切です。

 

さらに、親しい人への配慮や自身の近況を伝えたい時は、新年が始まってから適当な時期に、「寒中見舞い」を通じて心温まるメッセージを送ることが好ましいです。

 

喪中通知に何かを添える際には、常に喪中であることを意識し、選び抜かれた言葉を用いることが大切です。