水泳の際には、水泳帽を正しく着用することが非常に重要です。水泳帽の正しい向きや方法に不安を感じる方も多いでしょう。
間違ってかぶると見栄えが悪くなることもあります。
本記事では、スタイリッシュに水泳帽をかぶるコツと、シリコンやメッシュ素材の帽子の特徴を詳しくご紹介します。
水泳帽の着用法と各素材の特性
水泳時にはメッシュやシリコンの水泳帽を選ぶことが一般的ですが、それぞれの帽子の前後の区別方法についてご説明します。
メッシュ
学校などでよく使用されるメッシュ素材の水泳帽は、伸縮性に優れており、V字形の縫い目が前側に来るように設計されています。
また、タグが付いている側を後ろにすると正しく着用できます。
子供が自分で前後を判断しやすいように、前面に名前を書く方法も有効です。
メッシュ素材の帽子は通気性が高い反面、水を吸いやすく、髪が塩素でダメージを受けやすいのが欠点です。
シリコン
シリコン製の水泳帽は、製品によって前後が異なるため、ロゴの位置や縫い目で判断する必要があります。
眉間から伸びる縫い目が前面にくるのが一般的です。シリコンは完全に水を防ぐため、髪をしっかりと保護し、頭に密着して脱げにくいです。
しかし、強い締め付け感には注意が必要で、耳を覆うときは圧迫感による不快感を感じることもあります。
また、爪で引っ掛けると破れることがあり、着脱が少々困難です。
メッシュとシリコン素材の水泳帽の着用方法
次に、水泳帽の適切な着用方法をご紹介します。
メッシュ
メッシュの水泳帽をかぶる際には、まず内部に手を入れ、手の甲で帽子を左右に広げてください。
そのまま頭からかぶり、水泳帽が頭に収まった後、手を引き抜きつつ位置を調整し、髪の毛を帽子内に収めます。
メッシュ素材は強度がありますが、指で帽子を広げる際は穴が開かないよう注意が必要です。
シリコン
シリコン素材の帽子は、まず帽子の端を1～2cm内側に折り返し、親指と人差し指でしっかりと支えます。
額で帽子を固定しながら、頭の後ろに向かって引っ張ります。帽子が頭にフィットしたら、親指と人差し指を抜き、髪の毛を整えて位置を微調整します。
着用には少し慣れが必要ですが、一度慣れると容易にかぶることができます。また、かぶる際に帽子に爪を立てないよう注意してください。
ロングヘアをスマートに収める水泳帽の使い方
ロングヘアを持つ女性が水泳帽を上手に利用するには、ちょっとしたコツが必要です。
髪の毛をスムーズに収めるためには、結ぶ方法と結ばない方法の二つがあります。
髪の毛を結ぶ場合
１．髪の毛を耳の高さでお団子にして結びます。
２．結んだ髪を水泳帽に入れながら、額に向かって移動させます。
３．前髪や側面の髪を帽子の中にきちんと収めます。
前髪がしっかりと帽子に入っていないと、泳ぐ際にゴーグルに水が侵入したり、帽子がずれる恐れがあります。
上手くできない時は、髪を濡らしてから再度トライすると良いでしょう。
髪の毛を結ばない場合
１．帽子を額からかぶり始めます。
２．前髪、次に側面の髪を順番に帽子の中に入れます。
３．最後に後ろの髪も帽子に収めます。
髪の毛を結ぶゴムを忘れた時に試せる便利な方法です。
髪を濡らすことで、より扱いやすくなります。
また、ロングヘア向けの水泳帽も市販されているため、一般の帽子でうまくいかない場合は専用のものを選ぶのも一つの選択肢です。
スタイリッシュに水泳帽を着用するコツ
水泳帽をすべての髪を収めてかぶると顔が大きく見えがちですが、髪を出してかぶると空気が入りやすく脱げやすいためおすすめしません。
特にシリコンの帽子を使用する場合、髪を入れ忘れると帽子内に空気が溜まり、頭の形が不自然に見えることがあります。
ロングヘアの方は、適切な着用方法を参考にすると良いでしょう。
水泳帽の必要性
水泳帽を着用する主な理由は、プールで抜けた髪が排水溝を詰まらせるトラブルを防ぐためです。
また、長髪が排水溝に吸い込まれることによる溺れのリスクを減らす安全対策としても重要です。
プールに多くの髪の毛が浮いていると衛生的に良くない印象を与えるため、共有のプールを使用する際には、他の利用者も快適に過ごせるよう、水泳帽を正しく着用し、髪の毛が抜けないように心がけましょう。
まとめ
本記事では、水泳帽の適切なかぶり方についてご説明しました。
シリコン製の水泳帽の場合、縫い目が眉間から始まって後頭部に向かって広がっているタイプが多いです。
この場合、縫い目の配置を確認して正しい方向でかぶることが重要です。
シリコンはデリケートな素材で傷がつきやすいため、親指と人差し指で支えつつ、額を利用して慎重にかぶる方法が推奨されます。
メッシュ素材の水泳帽は、V字の縫い目が前面に来るように、またはタグが後ろに来るようにかぶると正確です。
どんな水泳帽でも、衛生と安全のためには髪の毛を帽子の中にしっかりと収めることが求められます。
これにより、プールで安心して快適な時間を過ごすことができます。
