学校で行われる「スタディサプリの到達度テスト」について、あなたやご家族が耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、このテストについて正確に理解している人は少ないでしょう。
今回は、このテストに関する情報をまとめてみました。興味のある方はぜひ参考にしてください。
スタディサプリ到達度テストの概要
スタディサプリ到達テストは、リクルートグループが提供する学校向けサービスの一つです。
このテストでは、基礎学力が評価されます。各単元ごとにテストが実施され、生徒一人ひとりの基礎学力や理解度を把握することができます。
テスト後には、個人結果レポートが提供されます。
このレポートには、得点や校内順位、正解率、理解度の高い項目、学習計画などが記載されています。
生徒は、自分の苦手な部分を克服し、学力を向上させるための計画を立てることができます。
このテストは、生徒だけでなく、先生も生徒の苦手な範囲を把握し、補講の参考にしています。
こうした取り組みが、生徒の学力向上に役立っています。
スタディサプリ到達テストの範囲は?
スタディサプリ到達テストは、基礎学力の評価に焦点を当てています。
ですから、難解な問題が出題されるわけではありません。実際、多くの人が「簡単だな…」と感じるかもしれません。
しかし、これまでに学習した範囲が幅広く出題されるため、実際のところ範囲はかなり広いです。
そのため、テストの結果から「どの範囲が苦手なのか」を把握することができます。
ちなみに、「中学1年生」「高校1年生」が初めて受ける場合のスタディサプリ到達テストの範囲は以下のようになっています。
中学1年生:小学校で学習した範囲全般(数学のみ)
高校1年生:中学校で学習した範囲全般
スタディサプリ到達テストは年に何回?
スタディサプリ到達テストは年に2回実施されます。
テストの実施時期は学校によって決定されますが、ほとんどの学校では以下の時期に行われます。
・春と秋
・春と冬
スタディサプリ到達テストの試験時間は?
スタディサプリ到達テストでは、科目によって試験時間が異なります。
一般的には1科目50分ですが、数学などは80分、物理や生物は60分となることもあります。
最初の方に時間を使いすぎると、最後まで解答できない可能性もあるため、時間配分が重要です。
また、テストはマークシート方式で行われます。
スタディサプリ到達テストの結果発表時期は?
スタディサプリ到達テストは、学校の先生ではなくリクルートが運営する「スタディサプリ」が実施します。
採点もスタディサプリ側が行いますので、結果が出るまでには時間がかかります。
具体的な期間は状況によって異なりますが、おおよそ1ヵ月程度かかると考えておくと良いでしょう。
スタディサプリ到達テストで偏差値はわかる?
スタディサプリ到達テストは、各学校で実施される試験です。
全国共通模試とは異なり、偏差値は計算されません。テスト後には個人レポートが提供されますが、「校内順位」の項目はあっても「偏差値」の項目はありません。
スタディサプリ到達テストの過去問はある?
スタディサプリでは過去問の販売は行っていませんが、メルカリなどで検索すると見つかることがあります。
ただし、学校ごとにテスト内容が異なるため、過去問を入手するのは難しいかもしれません。
また、メルカリで出品されている過去問には書き込みがあることもあるので、状態には注意が必要です。
スタディサプリ到達テストの難易度は?
スタディサプリ到達テストは、基礎学力を評価するためのものです。
出題される問題は基本的なものです。そのため、授業で学んだ内容をしっかり理解している生徒からすれば、「予想よりも簡単だな」と感じるでしょう。ただし、個人差は大きいです。
普段から復習をあまりしていない生徒にとっては、「難しい」と感じることもあります。
スタディサプリ到達テストの予習は必要?
予習はするに越したことはありませんが、普段から勉強をしている生徒であれば、「スタディサプリ到達テストで高得点を目指す必要はないかもしれない」と考えるかもしれません。
なぜなら、スタディサプリ到達テストの目的は良い点数を取ることではなく、自分が苦手な項目を把握することにあります。
そのため、高得点を目指す必要はありません。
むしろ、テストの後に返却されるレポートを見て、「できていない部分を復習し、基礎学力を向上させる」ことが重要です。
まとめ
スタディサプリ到達テストは、基本的な学力を確認するためのテストです。
難解な問題は出題されず、比較的基本的な内容が中心です。
日頃から勉強に励んでいる人にとっては、それほど難しいとは感じないでしょう。
このテストを受けることで、自分の得意な分野や苦手な分野を把握することができます。
レポートが返ってきたら、特に苦手な部分を重点的に復習することが大切です。