春から秋にかけて、アウトドアでバーベキューを楽しむ季節がやってきます。
友人、職場の同僚、近所の家族と共に、楽しい時間を過ごすためのバーベキューは多くの人にとって人気のイベントです。
しかし、計画を立てる際に直面する主な問題の一つは、「どれくらいのお肉を用意すればいいのか」ということです。
バーベキューのメインディッシュといえば、何といってもお肉。不足してしまうとガッカリしてしまいますから、事前に適切な量を知っておくことが大切です。
今回は、大人と子供に必要なお肉の量の目安を詳しくご紹介します。バーベキューを計画する際に、ぜひ参考にしてください。
- バーベキューの際、大人一人当たりのお肉の適切な量は？
- 女性やシニア世代が多いグループ向けバーベキューの工夫
- 子供たちのバーベキューでの適切な肉の量
- 10人が楽しむバーベキュー、必要な肉の量を計算
- まとめ
バーベキューの際、大人一人当たりのお肉の適切な量は？
成人男女別の肉の推奨量について
バーベキューシーズンには、大人の男性と女性がどれくらいの肉を消費するかが気になるポイントです。
ここで、成人男女それぞれに推奨する肉の量を解説します。
一般的に、成人男女の肉の量は以下のようになります。
男性: 300g
女性: 250g
たとえば、男女それぞれ5人ずつ、合わせて10人でバーベキューをする場合、必要な肉の総量は約2.8kgとなります。
これは基本的な目安ですが、食べる量が多い人もいれば少ない人もいます。
特に若い男性はより多くの肉を食べることがありますので、参加者の食欲に応じて量を調整することが重要です。
予算に限りがある場合は、ソーセージやウィンナー、焼きそば、おにぎりなどを多くしてコストパフォーマンスを高めると良いでしょう。
若い男性が多いグループの場合、野菜よりも肉を重視し、一人あたり400g程度を見込んで準備すると失敗がありません。
焼きそばは控えめにして、肉中心のバーベキューを楽しむ計画がおすすめです。
飲酒を楽しむメンバーが多い場合
アルコールが中心の場合、食事よりも飲み物を楽しむため、肉の消費量が減ることも考えられます。
それでも、肉が不足するとガッカリする人がいるかもしれませんので、成人男性は300g、成人女性は250gを目安に余裕を持って準備することが望ましいです。
また、長時間飲むことを考えると、スナックやおつまみとなるお菓子をいくつか用意しておくと安心です。
女性やシニア世代が多いグループ向けバーベキューの工夫
年齢が30代、40代になると、重たい脂身の多い肉よりもさっぱりした食材を好む人が増えます。
「脂身の多い肉は数枚で充分」と感じる方が多いですね。また、若い女性には野菜を好む傾向があります。
そういった背景から、女性や年齢が高めの方々が多いバーベキューでは、ハラミや鳥もも肉、せせりなど脂身の少ない肉を中心に用意し、脂身が多い上カルビや上ロースは少なめにすると好評です。
肉の量は一人当たり200〜250gを目安にし、野菜はやや多めに準備すると良いでしょう。
ジャガイモや玉ねぎのホイル焼きなど、少し変わった野菜料理は特に女性からの評価が高いため、こうしたメニューを加えることで、バーベキューの満足度をさらに高めることができます。
子供たちのバーベキューでの適切な肉の量
バーベキューにおける子供の肉の必要量を年齢別にご紹介します。
子供たちは成長段階や年齢によって食べる量が異なるため、それに応じた量を用意することが推奨されます。以下に年齢別の肉の量を示します。
【小学生】
低学年（1年生〜3年生）：150〜200g
高学年（4年生〜6年生）：200〜250g
【中学生】
男子：300g
女子：200g
【高校生】
男子：350g
女子：250g
特に小学生を対象としたバーベキューでは、ウィンナーや棒付きフランクフルトなど子供が喜ぶ食材を用意すると、非常に好評です。
フランクフルトは特に人気があり、子供たちは喜んでたくさん食べます。
中学生や高校生が参加するバーベキューでは、食べ盛りの子供たちは大人を上回る量を食べることがあります。
特にスポーツをしている学生の食欲は非常に大きいため、コストパフォーマンスの高い肉、おにぎり、焼きそばなどをたっぷり用意することが望ましいです。
10人が楽しむバーベキュー、必要な肉の量を計算
10人でのバーベキューに必要な肉の量について、具体的な計算例をご紹介します。
参加者の構成は、成人男性4人、成人女性2人、小学生の高学年2人、低学年2人とします。
具体的な肉の必要量は以下の通りです。
成人男性：各300g、合計で1,200g
成人女性：各250g、合計で500g
小学生高学年：各250g、合計で500g
小学生低学年：各200g、合計で400g
これを合わせると、全体で必要な肉の量は2,600g（2.6kg）です。
さらに、バーベキューで用意する肉の種類を豊富にすることをおすすめします。
具体的な肉の種類としては
牛肉：ロース、カルビ、味付きカルビ、ハラミ、ホルモン
豚肉：豚バラ、トントロ
鶏肉：手羽先、もも、せせり
その他：ソーセージ、ウィンナー、厚切りベーコン
購入する肉の比率は「牛5：豚2：鶏2：その他1」で配分すると良いでしょう。
この割合で購入すれば、牛肉は1,300g、豚肉は500g、鶏肉は500g、その他は300gとなります。
参加者の好みや予算に応じて、これらの量を調整して、楽しいバーベキューを実現してください。
まとめ
バーベキューでは、お肉の準備が非常に重要です。
お肉が足りなければパーティーの盛り上がりに欠け、逆に多すぎれば余ってしまうことがあります。
主催者としては多くの準備が求められますが、参加者全員が美味しくお肉を楽しめるよう適切な量の調整に努めましょう。
楽しく、美味しいバーベキューの時間を目指してください。
