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換気扇フィルターはつけない方がいい?メリットやデメリットについても

皆さんはご自宅の換気扇にフィルターを使っていますか?キッチンのレンジフードやお風呂、トイレなどに設置されている換気扇は、多くの家庭にありますね。

 

これらの換気扇にフィルターを装着することで、掃除がずっと楽になるので、たくさんの家庭で利用されています。

 

最近では、100円ショップでスタイリッシュで実用的な換気扇フィルターが安価に手に入るようになり、ますます手軽になりました。

しかし、換気扇フィルターを使わないほうがいい場合もあるんです。

 

この記事では換気扇フィルターを使うかどうか、その悪影響や気を付けるべきポイントについてお話しします。

 

 

 

換気扇フィルターは実際に必要か?検証と考察

換気扇を掃除しやすくするための換気扇フィルターですが、市場には様々なタイプが存在します。

 

サイズや厚み、素材によって異なるこれらの製品は、選ぶ際に迷いが生じることもあります。

では、換気扇にフィルターをつけることの実際の必要性について考えてみましょう。

 

例えば、キッチンでの料理中に発生する蒸気や油、煙を外に排出するのが換気扇の役割です。

フィルターを使えば、これらの汚れをキャッチし、レンジフードの掃除を楽にすることができます。

 

しかし定期的な掃除を怠ると油汚れは硬化し、取り除くのが一層困難になります。

フィルターがあると、この手間のかかる掃除が少しは楽になるかもしれません。

 

「油汚れから解放されたい」という人にとって、フィルターは魅力的な選択肢です。

 

一方で、清掃のプロや換気扇専門家の中には、フィルターの使用を薦めない声もあります。

フィルターが目詰まりを引き起こし、換気扇の性能を低下させ、モーターに過度の負荷をかけ、電気代の増加に繋がる可能性があるからです。

 

さらにフィルターの定期的な交換を怠ることで、換気扇の寿命を縮めてしまうこともあります。

 

結局のところ、「掃除が必要ならば、フィルターの有無はあまり関係ないのでは?」という疑問が残ります。

 

 

追加するレンジフードフィルターのその効果は?

キッチンにおけるレンジフードの換気扇は、油汚れが多く発生する場所の一つです。

この油汚れは取り除くのが難しく、レンジフードの清掃には手間がかかります。

 

放置すると油が滴り落ちることもあります。このような状況でレンジフードの換気扇フィルターの使用が議論されることがあります。

 

通常、レンジフードを開けると、プロペラの前に金属製の網のような板があります。

これが基本的なレンジフードフィルターです。金属製であるため、中性洗剤での洗浄が可能です。

 

しかしながら、この洗浄作業が面倒と感じる人もいるため、追加で別の換気扇フィルターを設置することがあります。

 

ただし、この追加フィルターが吸引力を落とす原因になることがあります。

 

元々ある金属製フィルターに加えてさらにフィルターを設置すると、空気の流れが妨げられ、吸引力の低下、電気代の増加やモーターへの負荷増加が生じる可能性があります。

 

さらに換気扇フィルターが火元に近いため、材質によっては引火するリスクがあることも考慮する必要があります。

 

そのため、レンジフードの取扱説明書では「追加フィルターの使用を避けるように」という指示がされていることが多いです。

 

定期的な清掃が求められる場合、元々の金属製フィルターをこまめに洗浄することで、追加のフィルターによる負荷を避けることができます。

 

 

換気扇フィルターの交換時期

換気扇フィルターを使用する場合の交換時期の目安ですが、おおよそ3ヶ月に一度くらいに交換するのがおすすめです。

 

特にキッチンは油汚れもありますので、こまめに交換できるといいかもしれません。

 

今はスマホなどでスケジュール管理できますので、交換時期をあらかじめ登録しておき、通知されるようにしておくと交換を忘れずにすむでしょう。

 

浴室用換気扇フィルターはつけない方が良い場合も?

浴室の換気扇フィルターが捉える汚れについて考えてみましょう。

浴室の換気扇の主な役割は、湿気を外に放出することです。

 

しかし湿気を排出する過程で埃も一緒に吸い込まれることがあり、これが意外にも換気扇を汚れやすくしています。

 

レンジフードに見られるような油汚れはないものの、埃などの汚れが蓄積するとフィルターに層をなし、やがて目詰まりを引き起こすことがあります。

 

これにより換気扇の吸引力が低下し室内に湿気が溜まり、カビが繁殖しやすくなります。

 

また換気扇が動くことでカビを含んだ埃が浴室内に拡散し、カビの問題が悪化することもあります。

このため換気能力が低いとされる浴室の換気扇には、フィルターを外すことが望ましいと考える人もいます。

 

虫の侵入が心配な場合、換気扇の外側に網戸の網を設置する方法がおすすめです。

これにより、フィルターのように細かい目のない網を通して湿気を排出し、同時にゴキブリなどの虫の侵入を防ぐことができます。

 

トイレの換気扇フィルターは使わない方が良いケースも?

トイレの換気扇フィルターに付着する汚れについて考えてみましょう。

一般的にトイレの換気扇フィルターには、主に埃が溜まることが多いです。

 

しかし日常のトイレの掃除では、多くの場合、換気扇フィルターの清掃までは手が回らないことがあります。

このため、トイレの換気扇の清掃はしばしば見落とされがちです。

 

トイレの換気扇に汚れが蓄積されるとフィルターが目詰まりを起こし、排気力が衰える結果、トイレ内に不快な匂いが充満しやすくなります。

 

トイレは24時間換気することが望ましいですが、フィルターが適切に清掃されない場合、無駄な電気代がかかることになります。

 

適切にフィルターを利用すると埃が床に落ちずに済み、清掃が簡単になります。

しかし、トイレ内の空気の循環や排気の効率を重視するならば、フィルターを外す方が有効な場合もあるでしょう。

 

換気扇フィルターのメリットとデメリットについて

 

換気扇フィルターは適切に使えば日常の掃除を簡単にしてくれるため、多くの人に支持されている便利なアイテムです。

 

しかし、その便利さに加えて、いくつかのデメリットも存在することを理解することが大切です。

 

フィルターの利用を最大限に活かすためには、これらのメリットとデメリットをきちんと把握しておく必要があります。

 

以下では、換気扇フィルターの具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。

 

換気扇フィルターのデメリット

換気扇フィルターには空気の流れを妨げ、換気の効率を下げるというデメリットがあります。

 

これは換気扇の本質的な機能である空気の循環や排気を弱める原因となり得ます。

その結果、フィルターのメリットである掃除のしやすさにも悪影響を与える可能性があります。

 

また、フィルター使用に伴い排気力を補うためのモーターへの負担増加、電気代の増加、そして換気扇自体の寿命の短縮といったリスクも生じます。

 

さらに、適切なフィルターの選択が重要であり、誤ったタイプを使用するとフィルターの効果が得られないこともあります。

 

換気扇フィルターのメリット

一方で、換気扇フィルターのメリットは、掃除の手間が大幅に減ることです。

 

特にキッチンの換気扇では油汚れが大きな問題ですがフィルターにより油汚れを効率的に捕捉し、掃除を容易にします。

 

使い捨てタイプのものは、簡単に剥がして捨てることができます。

 

キッチン以外にもお風呂やトイレで使用すると、埃を集めて床を清潔に保つ効果があります。定期的な交換で室内の空気を外へ効果的に排出し、空気の循環を改善します。

 

さらに、換気扇は外部と直接繋がっているため、虫が侵入するリスクがありますが、フィルターはこれを防止する役割も果たします。

 

複数枚セットで販売される換気扇フィルターを用意しておけば、交換の手間も省けます。

 

 

 

100円ショップでの換気扇フィルター選びのコツ

 

100円ショップ、たとえばダイソーやセリア、キャンドゥなどでは、さまざまな換気扇フィルターが販売されています。

これらの中には少々値が張るものの、使用に際して手間がかからない便利な商品もあります。

 

しかし、これらのフィルターが長期間の掃除を不要にするかというと、そうではありません。

 

実際には長期間の掃除を怠ると、フィルターは油や埃で覆われてしまうことが多いです。

 

そのため、100円ショップのフィルターを定期的に交換することで清潔さを保ち、掃除を楽にすることができます。

これらのフィルターは性能面で充分であり、デザインやコストパフォーマンスも良いです。

 

ただ、フィルターを選ぶ際にはサイズが重要です。100円ショップでは、換気扇フィルターのサイズが限られているため、自分の換気扇に適合するか確認する必要があります。

 

サイズが合わない場合、換気扇の機能が十分に果たされないため、適切なサイズ選びが大切です。

 

 

まとめ

この記事では換気扇フィルターを使用する際のメリットとデメリットなどについてお伝えしました。以下、まとめです。

 

・換気扇フィルターを利用することで、日々の清掃作業が容易になります。

・換気扇フィルターは3カ月に一度は交換するのがベスト。

・フィルターの使用は、外部から虫が侵入するのを防ぐ助けとなります。

・100円ショップでの換気扇フィルターは費用対効果が高く機能的にも十分です。

・ただし定期的に交換しないとフィルターが詰まり、換気扇の効果が低下する恐れがあります。

・不適切なフィルターの使用は、モーターに過度の負担をかけ、電気代を増加させる可能性があります。

・定期的な清掃を怠らず、汚れが積もる前に対応することが必要です。

 

換気扇フィルターは清掃を楽にするための道具であって、完全に清掃の必要をなくすものではありません。

 

フィルターへの過度の依存は電気代の増加や換気扇の耐用年数を短くする原因になり得ます。

 

100円ショップのフィルターでも機能的には充分であり定期的に交換し、清潔に保つことが大切です。

場合によってはフィルターを取り外し、換気扇本来の機能を最大限に活かす方が効果的なこともあります。