様々な形態がある浄水装置の中でも、設置タイプには大きく分けて蛇口直結型やカウンタートップ型などがあります。
この記事では、特にブリタとトレビーノという二つの有名ブランドを取り上げ、それぞれの特徴とおすすめポイントを比較検討します。
これらの情報が、どちらのブランドを選ぶか悩んでいる方々の参考になればと考えています。
ブリタとトレビーノの違い:4つのポイントで徹底比較
ブリタとトレビーノは異なるタイプの浄水器を提供しており、ブリタは主にポット型を、トレビーノは蛇口直結型を含む幅広いラインナップを展開しています。
この記事では、両ブランドの主要な4つの違いについて詳しく説明します。
・サイズの差
・冷蔵庫への収納可能性
・浄水する水の量
・メンテナンスの手間
これらの違いについて、次の節でさらに詳細を掘り下げます。
ブリタとトレビーノ:具体的な比較
ここでは、ブリタとトレビーノの浄水器を機能面で比較し、その違いを具体的に解説していきます。
特にポット型の製品に焦点を当てています。
サイズ比較
ブリタのポット型モデルのサイズは通常24.1×27.4×10.5 cm(幅×高さ×奥行)で、これは約1.5リットルのペットボトルとほぼ同じです。
対してトレビーノの製品は23.7×29.5×10.1 cm(幅×高さ×奥行)で、約2リットルのペットボトル相当のサイズですが、ややスリムな設計になっています。
容量の比較
ブリタは1.5リットルから3.5リットルの容量のポットを提供しているのに対し、トレビーノは0.8リットルから2.1リットルまでと、より小さい容量の範囲をカバーしています。
重さにおいてもブリタの製品は600グラム台で軽量ですが、トレビーノは820グラムで少し重いです。
それでも、ブリタの方が大量の水を一度にろ過できるため、その点が強みです。
冷蔵庫での収納と利便性
ブリタの浄水器は冷蔵庫のドアポケットに収納可能ですが、横置きには適していません。
一方で、トレビーノのPT502SVモデルは、ドアポケットのみならず冷蔵庫内で横に置くこともでき、野菜室にも収めやすい設計となっています。
お手入れのしやすさ
ブリタの製品は、カートリッジを除く蓋部分を食器洗い機で洗えるため、手間がかかりません。
蓋は普通の洗剤で洗え、カートリッジ部分は湿った布で拭くだけです。
しかし、トレビーノは製品全体が食器洗い機に対応しておらず、手洗いが必要です。
ブリタとトレビーノの共通特性
ここでは、ブリタとトレビーノに共通する特徴を掘り下げます。
これらの点を理解することで、購入時の判断材料になるでしょう。
価格帯
ブリタの浄水器は2,900円から5,600円で提供されており、トレビーノは2,400円から6,600円の範囲です。
両ブランドとも似た価格帯で提供されており、高価なものでは約6,000円前後です。
ボトル型浄水器が2,000円台から始まることは、多くの消費者にとって魅力的です。
専用交換カートリッジの利用
ブリタとトレビーノはどちらも専用の交換カートリッジを使用します。
これは浄水を効果的に行うため必須で、水道水を通して美味しい水を提供します。
カートリッジは容易に入手可能で、ブリタは3個または6個パック、トレビーノは1個または2個パックで販売されています。
冷凍庫使用の不向きさ
ブリタのボトルを冷凍庫に入れると、ろ過機能が損なわれるため推奨されません。
常温の水を使ってろ過するのが最適です。
トレビーノも冷凍はできませんが、お湯を使用することはでき、30~50℃の温度が適しています。
ブリタとトレビーノの浄水器比較ガイド
このセクションでは、ブリタとトレビーノの浄水器の特長と相違点を、詳細な比較表を使って紹介します。
さらに、それぞれの製品がどんな用途に適しているかも説明します。
主要な違いの概要
以下に、ブリタとトレビーノの主要な違いを比較表にまとめて示します。
機能/製品名 |
ブリタポット型浄水器 アルーナ |
トレビーノ PT304SV |
寸法(幅×高さ×奥行) |
24.5cm×25.4cm×14.5cm |
23.7cm×29.5cm×10.1cm |
重量 |
602g |
820g |
浄水能力 |
1.75L |
2.1L |
価格 |
¥2,970 |
¥2,630 |
冷蔵庫内横置き |
不可能 |
可能(ただし1.2Lに減少) |
冷凍使用 |
不可 |
不可 |
食器洗い機対応 |
一部対応 |
不可 |
主な特徴 |
ふたに液晶メモ付きで交換時期を表示 |
取っ手にカートリッジ交換目安を表示 |
付属品 |
交換カートリッジ1個 |
カートリッジ1個 |
トレビーノは冷蔵庫内で横置きが可能ですが、その場合ろ過可能量が2.1Lから1.2Lに減少します。
また、ブリタはカートリッジ以外の部分を食器洗い機で洗うことができますが、トレビーノは全体を洗機で洗うことはできません。
少量使用時のおすすめ
単身者で料理や飲み水に少量の水を使用する場合、ブリタがおすすめです。
ブリタには携帯に便利なボトルタイプがあり、そのスリムなデザインは場所を取らず便利です。
一方、トレビーノには持ち運び型のモデルがない点が少々不便かもしれません。
家庭用大量水使用に適した選択
家庭で料理や日々の飲用水としてたくさんの水を必要とする場合は、トレビーノをお勧めします。
ブリタの製品は最大容量が比較的小さいため、家庭での使用には向いていないかもしれません。
対照的にトレビーノはボトル型だけではなく、蛇口直結型も提供しており、どちらもブリタよりも大容量を誇ります。
したがって、頻繁に大量の水を使用する必要がある場合には、トレビーノがより適切です。
まとめ
ブリタとトレビーノの主要な特徴と差異を比較してみました。ここでは、その要点を簡潔にまとめています。
・カートリッジは食洗機では洗えません。
・ロ過できる水の量に違いがあります。
・どちらの製品も冷凍保存には向いていません。
・両ブランドともに交換カートリッジが必須です。
・ブリタは一人暮らし向け、トレビーノは複数人での使用に適しています。
ブリタは持ち運びに便利なボトル型が主力で、トレビーノのボトルは少し小さめです。
冷凍保存は不可能で、どちらも冷蔵庫での保管が推奨され、早めの使用が望ましいです。ボトルの洗浄は、フィルター部分を除いて手洗いが必要で、フィルター自体は湿らせたタオルで拭くのが適切です。
カートリッジの交換は、使用期間や水の質に応じて適時行うことが重要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。