賃貸住宅でも簡単に実施できる虫除け方法とおすすめのグッズをご紹介します。
玄関や外廊下を対象とした効果的な防虫対策を知りたい方は、ぜひこちらの内容をご覧ください。特に夏場には虫の侵入が増えるため、注意が必要です。
玄関での防虫強化テクニック
春から夏にかけては虫の侵入を防ぐために特に気をつけるべき時期です。玄関はドアの頻繁な開閉により、特に虫が侵入しやすくなっています。
衣類やバッグに気づかず虫が付いていて、それが室内に入り込むこともあります。また、ドアの隙間からゴキブリなどが入ることも少なくありません。
そのため、玄関での防虫対策は極めて重要です。虫が侵入する様々なルートが存在しますが、基本的には以下の二つの対策が効果的です。
・玄関で虫の侵入を防ぐ対策
・玄関の外側を虫が寄り付きにくくする対策
これらを組み合わせることで、より効果的な虫除けが可能になります。
玄関用の効果的な虫よけ対策
玄関で虫の侵入を防ぐための実用的な対策とおすすめの虫除け商品について説明します。
置き型虫除け
玄関エリア全体をカバーする置き型の虫除けは、無香料や香り付きのオプションがあります。
これにより不快な匂いも同時に消すことができる一方で、効果は穏やかであり、虫を完全に防ぐことはできません。
電動虫除け装置
もっと強力な防虫効果を求める場合は、電気を使って成分を拡散するタイプがおすすめです。
コンセントを使用するモデルは電池式よりも経済的で設置が簡単ですが、長時間の使用には注意が必要です。
虫除けスプレー
玄関内部に虫除けスプレーを使用すると、効果は長持ちし、虫が接触するとすぐに退治できます。
特に、小さい虫が侵入したときには、内部へ進む前に速やかに対処できるので効果的です。
天然成分を使った虫除け
化学成分を避けたい場合は、アロマオイルを使用した虫除けが適しています。ハッカ油やシトロネラ、レモンユーカリなどの天然成分は虫が嫌う香りを放ちます。
これらのオイルをアロマディフューザーやアロマストーンで使うことで、玄関に心地よい香りを広げることができます。
煙と蒸気で効果を発揮する虫除け対策
玄関での虫対策には、煙や蒸気を利用したバルサンやアースレッドなどの製品がおすすめです。
これらは部屋全体に効果を及ぼし、特に一人暮らしの住宅でも玄関エリアまでしっかりと効果が届きます。
直接玄関に設置して使用すれば、より集中的に虫を防げます。実際にこれらの製品を使用したところ、ベランダのゴキブリが大量に駆除された事例もあります。
マンションやアパートでは、煙が少ないタイプの製品を選ぶと良いでしょう。
虫除けカーテンを設置する
玄関のドアを開け閉めする際、どうしてもできる隙間から虫が入りやすくなります。そこで、虫除けカーテンを設置することが効果的です。
マンションやアパートなどで網戸の設置が難しい場合でも、虫除けカーテンなら簡単に取り付け可能です。
多くの商品は突っ張り棒や両面テープを使って取り付けられるので、賃貸住宅にも適しています。
玄関ポストの隙間を塞ぐ
玄関の郵便受けの穴は、特にゴキブリなどの虫が入りやすい通り道です。
ゴキブリは見た目よりも体が平べったく、わずか3ミリの隙間でも侵入できるため、郵便受けを使用していない場合は、養生テープで隙間をしっかりと塞ぐことが推奨されます。
これにより虫の侵入を効果的に防ぐことが可能です。
玄関付近の虫防止対策
玄関周りを虫から守るためには、その周辺を虫が寄りつきにくくする措置が重要です。特にマンションやアパートの場合、外廊下の照明が虫を引き寄せる原因となります。
ここでは玄関外側に施す虫除け対策をご紹介します。
外壁用虫よけスプレー
玄関ドアや周囲に虫を寄せつけたくない場合、外壁用の虫よけスプレーを使用すると効果的です。
直接手が触れる場所を避け、広範囲にスプレーすることで虫の接近を防ぎます。
ただし、スプレー成分が壁やドアの材質に反応してシミができることもあるため、賃貸住宅では目立たない箇所でのテストが推奨されます。
吊り下げ型虫よけ
屋外用の吊り下げ型虫よけも効果的です。
特にレック社の「バルサン虫こないもん吊り下げ(クマ)」は、かわいいクマの形状で、高濃度の成分を配合しており、広範囲に効果を発揮します。
一部には「効果が感じられない」という意見もありますが、効果が期待できることが多いです。
玄関前の植物の配置を控える
玄関前に植木鉢やプランターを置くと、それが虫を引き寄せる要因になります。土や水受け皿に虫が卵を産むこともあります。
虫が嫌うハーブを植える方法もありますが、ガーデニングが趣味でなければ、植物を置かないほうが賢明です。
玄関外灯のLED化
虫は紫外線を放つ蛍光灯に引き寄せられるため、外灯をLEDに変更すると虫を寄せにくくなります。
賃貸物件で変更が難しい場合は、灯りの周囲に外壁用の虫よけスプレーを施すことで改善されることがあります。
電撃殺虫機の使用
虫が多い場合、電撃殺虫機を設置するのも一つの方法です。この装置は虫を誘引して電撃で駆除し、玄関ドア周辺の虫の侵入を減らすことができます。
ただし、虫の死骸の処理が必要となるため、その点は注意が必要です。
まとめ
玄関で虫除けを行う際には、内部と外部の双方で対策を実施することが重要です。これにより、より高い効果を感じることができます。
また、マンションやアパートの位置によって侵入する虫の種類が異なるため、特定の虫が問題となっている場合は、その虫に対応した虫除け製品を選んで使用することをお勧めします。
