ファミリーマートが、10月4日(火)よりフォークを原則廃止すると発表しました。あわせて必要になる一部の方たちへは提供を継続するようですが(子供、障害者、海外客など)この発表に伴い様々な意見がとびかっています。
今後、他のコンビニへの影響はあるのでしょうか。
- 現時点での各コンビエンスストアの対応とは
- 最大の原因であるプラスチックの問題点と被害とは
- プラスチックやマイクロプラスチックの対策はあるのか
- 身近なところでできることとは
- 【ファミマがフォークを廃止】今後の他のコンビニの対応はあるのか:まとめ
現時点での各コンビエンスストアの対応とは
2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」に基づいて各コンビニエンスストアにて対応されたものです。
ファミリーマートではプラスチック使用量の削減を目的に10月4日よりフォーク希望の方へフォークの代わりに竹箸することになりました。
箸に不慣れな海外の人、小さなこども、障害者の方などフォークを希望する人への対応はしてくれるようです。
2022年9月の現時点では、フォークやスプーンの廃止はされていません。
セブンイレブンでは、2022年ン4月よりフォークやスプーンなどの素材を30%は植物由来(バイオマス)にしています。これにより、石油由来のプラスチックを30%削減できると共にCO2も削減にもつながるものです。
レジ袋にもこのバイオマスプラスチックを採用しているようです。
・ローソン
ローソンでは、スプーン、フォーク、デザートスプーンの3種類の持ち手部分を穴あきにし、今までの従来品よりもプラスチックの削減率が4%~14%削減することができました。
スプーンのみ木製のスプーンかプラスチック製のスプーンを各加盟店で選択できることになりました。
フォークのみ安全性の観点からプラスチック製のみとしています。
ミニストップは、不要なプラスチック用品の辞退の協力を呼びかけています。
カトラリーはバイオマスプラスチックを実験的に採用しており、ストローは紙ストローに変更されました。
デイリーヤマザキでは、スプーンとフォークは薄肉軽量化にしていきストローは軽量化や木製に変更しているとのこと。
ざっと見ましたが、「プラスチック資源循環促進法」のときのように今後の対応にも変化がみられるのではないでしょうか。
マイカトラリーを進める動きもありますが一部の人は受け入れたとしても身軽にコンビニへ足を運ぶ人にとってはそのカトラリーをコンビニでもらったほうがいいという人もいるはずです。
カトラリーだけでなく、お弁当の容器などカトラリー以外のことも問題になるのではないでしょうか。
今回の発表によりファミリーマートではフォークの代わりに竹箸を提供してくれますが、パスタを食べる人は焼きそばを食べるように箸を使うわけですよね。
ちょっと美味しさが半減しそうですね。。慣れれば平気かもしれませんしこんな時に「マイカトラリー」が活躍しそうです。
環境のことを考えれば取り組み自体はいい方向へ進んでいますよね。
最大の原因であるプラスチックの問題点と被害とは
当たり前のように使われているプラスチック製品ですが結構深刻な問題だったりします。
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチックは丈夫ですし、安くて重宝されるものです。ですがその一方で世界で大きな問題になっていることもあります。
ポイ捨てされたレジ袋やペットボトル
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雨に流されて川へ入る
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海岸や河口で破片になり海へ流れる
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海にはマイクロプラスチックが漂うようになる
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海洋汚染につながる
このマイクロプラスチックを海の生き物たちがエサと間違えて食べてしまうという問題が起こっている。
*マイクロプラスチックとは、
プラスチックは日光による紫外線や波の力でくだけても長い間分解されることはない。この5ミリ以下にくだけたプラスチックの事を「マイクロプラスチック」という。
プラスチックやマイクロプラスチックの対策はあるのか
現段階でどのように対応しようとしているのかをみていきます。
・プラスチック資源の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を心がける
プラスチックも資源として有効活用することを徹底することができればごみを減らすことができます
・プラスチックそのものを減らす
自分たちがプラスチックの利用自体を減らしていくこと
・プラスチックの代替品を利用する
バイオマスプラスチックを使ったり、生分解性プラスチックを使う
・プラスチックをポイ捨てしない
上にもあげましたが、個人個人の心がけが海洋汚染を防ぐことができます
身近なところでできることとは
・家庭のごみはきちんと分別をする
燃えるゴミや資源ごみ、プラスチックごみなどの分別をきっちりやる。
・エコバックを利用してレジ袋は使用しない
スーパーでの買い物などはエコバックを持参がよいですね。こちらはずいぶん浸透しているようです。
・マイカトラリーやマイボトルを使う
わりと最近ではマイボトルを持っている人は多い気はしますね。
毎回毎回というのもむずかしい状況のときもあると思いますので、それぞれができることから取り組むという意識は必要です。
【ファミマがフォークを廃止】今後の他のコンビニの対応はあるのか:まとめ
コンビニエンスストアでもそれぞれの企業で考えて環境問題に取り組んでいます。
プラスチックも使わないに越したことはないですが、プラスチックの何がいけないのかをそれぞれがきちんと理解して各個人が取り組めるといいですよね。
ぶっちゃけ紙のストローはまだ慣れませんね。普段ストローを使うことはほとんどないからいいんですけどね。